シニアネットフォーラム21in東京 2009

日 時 平成21年2月26日(木)27日(金)
場 所 東京都新宿区 
       日本青年館

主 催 財団法人 ニューメディア開発協会

後 援 経済産業省

 
                                           会場の玄関口

 東京都で開催された「シニアネットフォーラム21in東京」に参加しました。今回のフォーラムのテーマは「シニアが変わる、地域が変わる、シニアネットの更なる飛躍~シニアパワーが新しい文化を~」で、全国からシニアネットのリーダーが集まり、盛況でした。いきいきネットとくしまからは西野・岡田・井上・五味が参加しました。

  

基調講演1 26日(10:45~12:00)

「高齢社会に於けるアクティブシニアの新しい生き方」
      
講演者 島田晴雄氏(千葉商科大学学長)     


世界観、歴史観の広い視野に立ってのお話でした。
サブプライムローン問題に端を発したアメリカ金融危機による世界同時不況は、今後の
世界経済にどのように影響し展開させていくのか、その中で日本はどのような問題に
直面するのか。私たち一人ひとりはどうすればいいのかを話された。

バブル以降の金融技術が発達し制御できない状況になったためこのような金融危機が
発生した。誰にも危なくないように見え毒まんじゅうを食べさせられたようなもの。

パクスアメリカーナ(超大国アメリカ合衆国の覇権を基盤とする「平和」のこと)の時代が
変わろうとしている。しかし今はどこが次に担うのかは見えていない。

日本の人口減少は真っ先に紙業界次に食品そして自動車へと影響している。トヨタが大きな
影響を受けたのはそれに対処するために75パーセントも海外シフトを進めたためであって
戦略が間違っていないから。

100年に一度の大不況という言い方は日本では使ってはいけない。なぜならば日本は戦争
という比較できないほどのダメージを受け、そこから立ち直っている。

底値というのは誰にもわからない。健康に留意し3年長生きを心がけ、人々が悲しい時に株を
買い、喜んでいるときに売ることをやっていけば、必ず自動反転メカニズムによって回復する
ので、幸せなアクティブシニアとなれる。

等々ユーモアを交えながら楽しく有意義なお話が伺えました。

 

お話される島田晴雄氏

 

基調講演2(13:00~14:00)

「ITと暮らすシニアの安全と安心~ITはシニアの強い味方~」

講演者 黒田直樹氏(トレンドマイクロ株式会社 上級エキスパート)

ITと暮らす全ての人にとってセキュリティはその基盤となるもの。
不正なプログラムが感染する経路は、従来のメールやWebに限らず、
USBメモリなどのリムーバブルメディアにまで広がってきている。
それらの脅威への最新の対処法の話がありました。
           黒田直樹氏の講演 

      

 特別講演(14:00~15:00)  
 「新しい時代のシニアネットとはー2010年代に向けて更なる飛躍をー」

講演者 吉田敦也氏
      (いきいきネットとくしま理事長、徳島大学・総合科学部教授、
      地域創生センター長)

シニアネットが日本に誕生し20年が経過した。それを記念し、過去10年の
歴史を振り返り考えたい。シニアネットも変化しなければならない時期に来て
いる。パネルディスカッションでシニアネットステージⅡを提言したいとのお話でした。

 
        吉田敦也氏


  パネルディスカッション(15:10~17:45)  
  「シニアが変わる、地域が変わる、シニアネットの更なる飛躍」

 コーディネーター 吉田敦也氏
パネリスト 5名の方々


それぞれ特色のある活動をされているパネリストのお話を聞いたあと、次の
10年に向けてシニアネットがどう変わるべきかを論じられました。

 
      パネルディスカッション 


 ワークショップ 27日(10:00~15:40)  
 5つのテーマに別れて分科会が行われました。
テーマ1 シニアの生き甲斐を創出、魅力あるシニアネットとは
テーマ2 シニアの豊かな経験を地域に活かす、事業型シニアネットのすすめ
テーマ3 シニアへのIT普及活動の更なる飛躍に向けて
テーマ4 社会貢献はシニアネットの使命、行政との協働を推進
テーマ5 シニアネットの運営を極める

私たちはテーマ4に参加しました。
ここでは小笠原章氏(徳島県 県民環境部地域振興局 地域情報政策課 課長、
いきいきネットとくしま会員)が課題提供をされました。


この分科会では
・協働とは住民福祉の向上を共通の目的とした行政と民間の活動
・行政と民間の相互理解が必要
・当事者にやる気があれば現行のルールの中でできることもたくさんある
・NPO同士の横の情報共有も重要
というまとめになりました。
 
   小笠原章氏

 シニアネット交流広場(13:00~14:30)
 別室においてシニアネットの成果展示による相互交流の場が設けられ
いきいきネットとくしまも展示しました。


パネリストのお一人がパネルディスカッションのときに、マイクロソフトやIBMの
援助を受けているとの発表があり、なぜそのようなことができるのか疑問に思い
伺ってみました。
個人的な繋がりを持たれているとのことでした。やはりIT企業に
勤めていた経歴を持たれているのが大きいのだと思いました。(これは前夜の
懇親会で伺ったことですがここに書きました。お酒の勢いで?いろいろな方々と
直接話合えるのはとても貴重な事でした。)
 
 いきいきネットとくしまの展示

 

       

懇親会でのスナップ

 

シニアネットフォーラムin東京2009に参加しての感想

ICT活用でまず自分を輝かせ、仲間との交流を深めつつ地域貢献へ、明るい未来を感じます。
吉田先生の講演で、まず自分を輝かせて、という箇所がありましたが今まで何も出来なかった自分がICT活用により豊かな自分を作っていく、まず自分を輝かせることが大切なんだとあらためて感じました。例えば、辞書・百科事典ではそのことについてだけの知識しか得られませんが、パソコンからは同時にそれに関連する色々な知識・情報を同時に得ることが出来、心豊かになる。 仲間の人達と話し合うことによりさらに知識と輪が広がり、そこからヒントを得て今度こんなことをしてみようと行動に移すことも出来る。小さなことであっても少しずつ何かの形で地域貢献に発展出来れば有り難い。(井上)


パネルディスカッションのときだった、お一人のパネリストがパソコン教室をしようとしても受講者が集まらないと話された。またもう一人のパネリストは、集まらないのでシニアネットの活動を、「健康生きがい作り」に特化し福祉文化推進のためのICT活用を最重点課題としているとのこと。パソコンを日常的に使いこなしてる世代がすぐにやってきて、パソコン講座では人が集まらなくなる状況がすぐそこまで、今後の活動をどのようにシフトしてゆくか、いきいきネットとくしまとしても考えねばならない問題です。
シニアネットフォーラムにはいろいろな場面で、バイタリティがあり経験の豊富な方々との交流の場があります。日常の目の前の活動に埋没してしまわないように眼を開かせてくれるのがこのフォーラムです。みなさんもぜひ次の機会には参加してみませんか(五味)

 

1